開催日 平成12年11月11日(土) 開催場所 神奈川県三浦市津久井浜 種目 レーシング(アップウインド、ダウンウインド) コンデイション 北北東〜北東の風、10〜17後7〜10m/sec 海面チョッピー(一時、所により腰〜胸サイズのうねり) 参加選手 54名
■概要
ほぼ毎回のようにコンディションに恵まれるEAST SLALOMですが、今回はアップウインドの参加者は約2/3がDNF、ちょっと吹き過ぎ、といった感じでした。
アップウインド2レース、ダウンウインド1レースが実施されましたが、アップウインド2レース目は4.5m2ウエーブがビンビンに走るハードコンディション。
「後に北風強く」の予報は出ていたものの、パッと見の予想天気図ではあまり吹かないような感じでもあり、レーススタート前からどんどん風が上がってきたので、セイルを張り替えていてスタートに間に合わなかった選手もかなり居たようです。
ショアラインからは
三浦レーシング、ZIZZY CUPと絶好調で鼻息が荒い、じっちゃん(鈴木 彰二)
実力はあるのに、レースになるとコンディションと手持ちのセイルサイズが合わず、なかなか結果が出ない、増子っち(増子 康則)
今回はブームが借りられず、久し振りにブーム1本でレース出場。変わりやすいコンディションと予想していたので、ちょっと気が重い私 ずっぱ(鈴木 聡)
が参戦しました。
今回は他の人とあまり絡まない展開になったため、レポートらしくなっていません。
また、アップウインドはサバイバルレースだった為、余裕がなかったので記憶違いがあるかもしれませんが、大目に見てやってください。
■コース
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■当日の様子
朝6時半 津久井に到着、北の微風だ。
でも、後で風は上がってくるはずだからセイルは3枚張っておこう。
8.4/9.4/10.6をセッティングするが、ブームが1本しかないので、張り終えたら浜に持っていき、重りを乗せてブームを外し、次のセイルを張っていく。
カニンガムもあるし結構かったるいな、ブームが2本あればずいぶん楽なんだけど...
一瞬ブームが欲しいなあと思ったけど、普段乗る時は1本しか使わないからもったいないか。
丁度3枚張り終わったところで、いのちゃんが来た。
「3枚も張ったの!?」と、驚いている、いのちゃんはあまり吹かないと読んでいるらしい。
9時:開会式、風は少し上がってきてアウトで大きなセイルなら走っている。
本部船が壊れてしまったらしく,しばらくマークが打てないので、ウエイティングになる。
10.6m2で出てみるとアウトは吹いているがインは弱い。
10時:ジェットスキーを本部船替わりに使うことになり,マークを打ち始める。
風はだんだん上がってきて,増子っちは9.3m2で結構きついらしい。
じっちゃんは朝の大きな態度とは大違いで
「もうだめだ〜!このコンディションはおまえ達に任せたぞ」と、早くもお手上げ。
でも「完走を目指すぞ!」と、せっせと小さいセイルを張り始めた。
9.4m2にブームを付け替え出てみるとジャストアンダー、
この時は、早くレースやらないかな♪〜このぐらいのお手軽コンディションで落ち着いてくれるといいな♪〜。と、鼻歌混じりで浜に帰る。
10時半
Z旗が上がる。
だいぶ風が上がっている。
9.4m2で出るが,舞い上がってお話にならない。
あわてて8.4m2にブームを付け替え、フィンを小さくして出てみるとジャストオーバー。
しかし、スタートを待っている間にもどんどん風は上がってきた。
■第1レース
風が東よりに振れてきているので、上側スタボー有利。
私も上側で待つが、スタート2分前風が北よりに振れ戻った(ような気がした)。
みんな動かないな、チャンス!と思い、下側に移動する。
ポートに返して1分前、走らせ始めるが風は東よりに戻って角度が取れない。
しまった!全然スタートラインにも届かない。
かなり上側スタボー有利でレーススタート。
スタート大失敗で先頭グループとは200mぐらい離れてしまった。
20人ぐらいは前にいるか?
風は結構オーバーだけど、コントロールできる範囲だ。
でも、急に風が上がったせいか、走っている人が少なく、誰とも絡まないままコースを回る。
上がってみたら4番だった。
いのちゃんと増子っちはセイルを張っていてスタートに間に合わなかったらしい。
じっちゃんは6.6m2で出て、オーバーなので、すぐあきらめて戻ってきたらしい。
12時 すぐに次のレースをやりそうだ。
風はさらに強くなり4.5m2ウエーブがガンガン走っている。
8.4m2を目一杯強風用にして出てみるが、めちゃめちゃオーバーで乗っているのが精一杯だ。
一旦、浜に上がり様子を見るが風はしばらく落ちそうにない。
8.4m2の下は6.2m2のソウルだ、どうしよう?張り替えたほうがいいかな?
フリースタイルセイルではスピードも角度も全然違ってしまうだろうな。
「6.2m2にしたほうがいいんじゃないですか」と心配そうな、いのちゃんは6.6m2を張ったらしい。
しかし、Z旗が上がり、張り替えるには時間がギリギリだ。
なぜか根拠のない自信が頭を持ち上げて来た。
(乗っていられるのだから、慣れてしまえば何とかなる、8.4m2で大丈夫だ)今思えばこれは悪魔のささやきだったか...
RX−2の耐オーバー性能には絶大な信頼を置いていることもあり、8.4m2で勝負することにした。
■第2レース
風はさらに上がり、シバーしているのがしんどいので、本部船の下側でウォーターの態勢でスタートを待つ。
スタートは成功で国枝君、賀来君、いのちゃん達のトップグループと並ぶ。
風がコンスタントなコースを走る為に早めにタックした選手が多いが、少しでも風が弱い所を走りたかったので、私は少し伸ばしてタック。
しかし、あまり事態は変わらなかった
。 あまりのブローにセイルがなかなか引き込めず、ストラップに足が入れられないまま、正面から胸ぐらいのうねりが来た、「ヒェ〜〜!」と宙に舞い上げられて激沈!!!
なんとか復帰するがアプローチラインを読み始める頃には下ってくる先頭集団とすれ違う。
その下手にはじっちゃんが見える5.4m2+265スラロームだ!
タックは少しでもセイルが引き込みやすいように、わざと沈してすぐウォーターする。
思いきり下らせて少し楽になったと思ったが、下っているコース半ばでブローに潰される。
レーシングでこんなのは初めての体験だ。
沈したついでに向きを変えてウォーターしようとするが、強烈なブローでしばらくセイルが上げられない。
やっと復帰して下マークでジャイブ、セイル返しまではいいが、やはりブローでセイルが引き込めずに沈。
その横を6.6m2+270スラロームで出た加藤さんが抜いていく。
やっとの思いでフィニッシュして浜に上がり、ぼろ雑巾のように転がり放心状態でしばらく休む。
(昔のようにセイルが暴れて乗っていられなくなる事は無かったな、セイルが引き込めれば乗れていたはずだ、
セイルの性能に体力が追いついてないって事だな。
身の程をわきまえて6.2m2で確実に回ったほうがよっぽど早かったなあ)と、打ちひしがれる...
10分ぐらいたって、やっと体が動くようになったので順位を確認しに行くと、13番。
運営から風がだいぶ上がったのでダウンウインドをやると、アナウンスがあった。
困ったな、今はスラロームの道具を持ってない。
普段ならショアラインから適当な道具を借りられるけど、金さん(店長)がマウイに行って留守だから今日は無理だな。
どうしよう、6.2m2ソウル+JPフリースタイルか5.0m2コンバット+252SBMウエーブしかない、スラロームとは全然艇速が違う。
海上ではマークを動かしてコースを作り始めた、ちょっと長いコースだな。
短いフィギアエイトなら、なんとかなるかもしれないけど、長いダウンスラロームでは勝ち目が無いや。
とりあえずフリースタイルセットを組んで出てみる。
少し風は落ちてきてジャストオーバー、張ったうねりがあるのでバルカンやジャンプジャイブがやりやすい。
やっぱりこっちの方が楽しいなあ。
しばらくレースは始まりそうに無いのでフリーライディング。
2時半:
風は落ちてきたので、アップの方が良いとの意見も出たが、6m2台で充分走るのでダウンウインドをやる事になった。
スタートは浜から10mぐらいの所のブイを使う一応、海上スタート。
2ヒートに分けて勝ち上がりだって?20人以上で走るのか、大変そうだな。
■予選第1ヒート
6.2+JPのフリースタイルセットで出る、ほとんどの人が6.6m2+275ぐらいだ。
スタートはトップだが、第1マークまでに浦上君に抜かれる。
第1マークのジャイブでは後続艇のブランケに入り、風がスカッと無くなり沈。
すぐウオーターするが、後ろの人もこちらに突っ込みそうになり沈。
(誰だか分からないけど、ごめんなさい)<
br> 第3マーク手前で恐ろしい顔をした仲平さんが追い上げてきた。
下側から無理やり抜くつもりみたいだな?マーキングの優先権はこちらにあるけど、解ってないみたいだな。
この位置関係で無理やり突っ込まれたら確実にクラッシュする。
こんな事で気に入っている道具を壊したくないので「ヘイ!ルーム!」と声をかけたらコースを変えてくれた。
そのまま仲平さんを抑えて2番。
せっかくのフリースタイルセットなので、なにか芸をやりたかったが、後ろから突っ込まれそうで怖かったので、おとなしくフィニッシュ。
■予選第2ヒート
第1マーク通過でほぼ順位が決まり、きれいに並んで走っていく。
賀来君、国枝君、いのちゃん達が順当に勝ちあがってきた。
さっきはフリースタイルセットでまあまあの順位だったので、風が足りていれば結構いけるのかな?と思ったが、たまたま第2ヒートに上手い人が偏っただけかな?
■決勝ヒート
風が弱くなってきそうだが、まだブローは十分ありそうだ。
8.4m2+ファルコンも用意しておいたほうがいいかな?
でも、3レースでカット無しだと今日は入賞出来ないだろうなあ。
どうせ入賞出来ないならフリースタイルセットで、どこまで行けるかやってみるか。
スタート2分前、全体に風が弱くなってきた、しまったな8.4m2の方が良いぐらいだ。
ほかの人たちは、ほとんど大き目の道具も用意している。
でも、今から道具を取りに行くとスタートに間に合わない。
仕方ない、20人と大人数だから集団に巻き込まれないように走るしかないな。
スタートはトップだが第1マークまでに賀来君、浦上君、国枝君、いのちゃんに抜かれる、やはり風が足りなければ艇速が全然違う。
第2マークに向かう途中でも数人に抜かれる。
第2マーク以降は抜かれなかったが、フィニッシュ直前で後続艇の音が迫ってくる。
ここまで来て抜かれたくないので必死にパンピング!
風が弱くて今にも止まりそうだったが、なんとか走りきって8番でフィニッシュ。
振り返って見ると8.0m2アップウインドセットの加藤さんだった。
「目の前にふざけたセイルが走っているってのに、なんで抜けねえんだ、納得いかねえ!」
と、めちゃめちゃ悔しそうにからんでくる加藤さん。
そう言ってくれる人が一人でもいれば、おちゃらけセットで出たかいがあるってもんだな。
増子っちはスラロームのスタートに不慣れなせいか?14番といまいち。
じっちゃんは、レスキューで疲れていたのか?セイルの張り替えが間に合わなかったのか?
参加できず、結局3レースとも、DNF。
ここで、今日のレースは終わりとアナウンスがあった。
■結果
優勝は、最近では山田プロ以外とは練習にならないので、他の人とは走らないと豪語する、国枝君(フルタイムセーラー)優勝おめでとう!
2位はポイント僅差で賀来君(実連クラス優勝)この2人は3位以下にポイントで大差をつけていた。
フルサポート体制でお店の道具総動員って感じだったからなあ。
気合入っているし、このコンディションでは圧倒的に有利だな。
3位は加藤さん(一般クラス2位)
4位は私、ずっぱ(一般クラス3位)
この2人は名前を呼ばれるまで入賞しているとは思わず、ビールを飲んだくれて荒れていたが入賞と聞いて、ころっと態度が変わり大喜び!
加藤さんは抽選会でも賞品をゲットして子供は入賞よりお土産の方が喜ぶとニコニコ顔。
フルサポート体制で優勝候補の一人、浦上君は(レーシングではブローで死んでいたらしく)7位と彼としてはいまいち、しかし実連クラス2位でなんとか面目は保った。
三浦レーシング、ZIZZY CUP連続優勝と絶好調だった、いのちゃんだが1レース目、セイルの張り替えが間に合わず出られなかったことが響き17位。
道具があれば優勝争いに絡むのに気の毒だなと思っていたら、逆に全く同じ事を言われてしまった。
でも、私の場合は道具があっても気力がもたないだろうな。
おまけですが、私は一般クラスの年間チャンピオンになりました!
たまたま一般が出られる3レース全てに出場していたのでポイントが良かったようです。
■あとがき
結果オーライで(私にとっては)20世紀最後のレースが終わった。
しかし、じっちゃんからは
「なんでダウンウインドの時おちゃらけセットで出たんだ?
1レース目はともかく、2レース目は8.4m2の方が良かっただろう」と、お小言を貰ってしまった。
確かに、まじめにやっていればもう一つ順位を上げられたなあ。
一昔前、レースに出まくっているときは、予備の道具をスタート地点に持っていくことぐらい当たり前のようにやっていたけれど、今は気力がもたないや。
その点、じっちゃんは自分がちゃんと走る為なら何枚でもセイルを張る。
あの年で、なかなか出来ない事だな。レースに臨む姿勢は素晴らしい。
でも一度レースがいやになって、やめた時期がある私にとってはちょっと厳しいな。
結局は自分が楽しめる範囲でやれば良いんじゃないかな?と、すぐ安易な方向に逃げてしまう私でした。
Reported by ずっぱ ![]()